下関の奥座敷「長府」へ。毛利邸の庭園と古民家カフェで過ごす、静寂のひととき

下関駅からバスに揺られること約20分。「城下町長府」というバス停に降り立つと、そこには駅周辺の賑やかさとは異なる、穏やかで落ち着いた空気が流れていました。
長府はかつて長府毛利藩の城下町として栄えた場所。
土塀や武家屋敷が今も残り、歴史も感じられるこのエリアを、ゆっくりと散策してきました。
江戸時代の土壁や石垣が続く「古江小路」

「城下町長府」のバス停から降りて山側に向かっていくと、土塀が続く城下町の面影が残っている「古江小路」があります。
雰囲気があり、石畳の上をあるいているととても癒やされます。
古江小路の北側には、もっと細い「横枕小路」というこちらも土塀が続いている路地があります。
どちらも両側に続く黄色がかった土塀は「練塀(ねりべい)」と呼ばれるもの。

迷路のように入り組んだ細い路地を歩いているとまるでタイムスリップしたような気分になります。
観光地ではありますが、派手な看板などはなく、生活の場としての静けさが守られているのもこの街の魅力です。
武家屋敷造りの邸宅と庭園に癒やされる「長府毛利邸」

まず訪れたのは、長府毛利家第14代当主・毛利元敏公によって建てられた「長府毛利邸」。
明治35年には、明治天皇がご宿泊されたという由緒ある邸宅です。

立派な門をくぐり、玄関で靴を脱ぎ、入場料210円を支払うと、そこには広々とした畳の部屋が広がっています。 そして、開け放たれた障子の向こうに見えるのが、この邸宅の見どころでもある日本庭園です。
縁側で過ごす、何もしない贅沢

縁側に座って庭を眺めていると、聞こえてくるのは風に揺れる木々の音と鳥の声。
きれいに手入れされた美しい庭園を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいそうになります。

邸内にはセルフサービスのお茶も用意されていました。また、500円でお抹茶のおもてなしもあります。
温かいお茶をすすりながら、ただぼんやりと庭を眺める。旅先で四季を感じながらこんなに優雅な時間を過ごせるのは、とても贅沢なことなのかもしれません。
武家屋敷カフェ「SOUZAEMON by TAKADA COFFEE」で休憩

散策の合間に立ち寄ったのが、「SOUZAEMON by TAKADA COFFEE」。
1987年創業のTAKADA COFFEEさんが手がけるカフェで、歴史ある武家屋敷を受け継いで作られています。

暖簾をくぐると、武家屋敷の梁や柱を活かした温かみのある空間が広がっています。
こだわりのコーヒーとフレンチトースト

ここでいただいたのは、ブレンドコーヒーとフレンチトースト。フレンチプレスでいただけるブレンドコーヒーは香りが高く、深みのある味わいです。

コーヒーの量も2杯分近くあり、豆の種類もたくさんあったりと他のコーヒーも気になったのでぜひまた訪れたい古民家カフェです。
そして一緒に頼んだフレンチトーストは、中までしっかり染み込んでいてふわふわ。口の中に広がる優しい甘さが、コーヒーと相性抜群で絶品でした。
一緒に添えられたかぼちゃのスープもとても美味しかったです。
城下町を感じる雰囲気のある空間で美味しいコーヒーとスイーツを味わう。ここでもまた、長府らしいゆったりとした時間を過ごすことができました。
まだまだ色んな発見がありそうな街「長府」

今回は下関なら少し離れた長府を紹介しました。城下町とあって入り組んで路地が多かったり隠れ家的なカフェ、お店もありそうです。ぜひ自分の足で探索してみて欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!